こんにちは。
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。
今日はいきなり英語ですが意味は「そのままでいい」。
以前に書いた記事の加筆修正版です。
私のパーソナル指導は
スポーツ科学のセオリーを元に頑張ってきた人には
「ちょっと変わってる」とよく言われます。
「でも無理に修正されないからストレスがない。
知らぬ間に良くなってた。」とも言ってもらえます。
そんな私のコダワリは整体でも指導でも
「部分だけ・表面だけをさわらない」ことです。
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指導者や保護者の方から
走り方を変えられないか?という相談をよく受けます。
「○○(子ども)は足が遅い。走り方も変。
だから直してやって欲しい。速くしてやって欲しい。」
また大人のお客様からは
「ランニングフォームが変だからタイムが伸びないし
怪我するのかもしれない。だからフォームを直したい。」
といった依頼もあります。
でも私はフォームそのものをいじることはしません。
なぜなら、その人のフォームは
その人の身体が選んでいる動き・リズム・軌道だからです。
そこは大切にしなければなりません。
動作の修正をしたいとき
それこそ”よくある昔風の指導”なら
「腕をふれ!」「地面を蹴れ!」「肩を回せ!」「腰を入れろ!」
近年では
「股関節から動かせ」「肩甲骨を動かせ」「背中を使え」
「膝が内に入らないように」「つま先まっすぐ」
などなど
コツなんやろけどそれが出来たら苦労せん!
という類のものが沢山あります。
この手の言い方は
結局は出来ていない部分に着目して指摘しているので
その通りにやろうとするとかえってぎこちなくなってしまいます。
その人の動きは
その人の身体が選んでいる結果見えていることなのです。
選んでいる=好んでいると言ってもいい。
例えばこの良くないスクワットのフォーム例。
一番言われるのは
「膝がつま先より前に出ないように」です。

(モデルの彼はわざとこのフォームにするのはやりにくかったそうな)
「膝から曲げず股関節から曲げる」
「腰を反らないように」
「お尻を後ろに突き出すように」
といった指導がなされますが私に言わせるとナンセンスです。
これでは身体側の事情は置いてけぼりです。
身体側からしたら「いや、ここ使わなしゃーないねんて!」
とかいう事情があるに決まっています。
身体側の事情を無視して見た目だけ変えようとしても
変わるはずがありません。
股関節から曲げられないから膝から曲がってしまうし
膝から曲がるからつま先より前に出てしまうのです。
腰を反るしかないから反ってしまうのです。
その人の身体がなぜにそれを選ぶのか?を考えると
どうすれば・どう言えば修正しやすいのか?も分かってきます。
その人の身体に起こしたい現象=導きたい望ましい動きがあるときは
その人の身体が導きたい動きを選ぶように持っていけばいいのです。
私の場合は股関節の動きをイメージさせてから
「自分の股関節に“股関節さん♡曲がって下さい”ってお願いしてみて」と指導します。
最初は皆さん「え?なんでそんなアホみたいなこと…」と
苦笑いしたり恥ずかしがるのですが
それが曲がるんですよ。
だから膝も出ない。腰も反らない。
それだけでは無理な人の場合は
股関節が曲がるときに一緒に動く皮膚をさわってもらいます。
そうするとこんな感じに修正できます。
あぁしよう、こうしようと意識させないので
余分な力みもないのが見て取れるでしょう?

それでも難しい人は
身体が喜ばない使い方を普段からしてしまっていて
身体が常に力んでいるのでその力みを取る整体をすると
望ましい動きで出来るようになります。
(スポーツのパフォーマンス向上に結び付けるには
ここから身体の芯から連なって動いていくアプローチをします。)
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だから「腕を振れば良くなるのに」と思うときは
この人の身体はなぜ腕を振らないのだろう?と考えてみる。
「肩甲骨が動けば良くなるのに」と思うときは
この人の肩甲骨はなぜ働いてないように見えるのだろう?と考えてみる。
冒頭の走り方を変える、ということに戻ると
走り方が変なら、どう変に見えるのか?
なぜこの動きを選択しているのか?を考えてみるのです。
それをせずに「望ましいフォーム」に
意識だけで近づかせようとすると
部分・表面の修正になり
その人の身体が持つリズムや軌道を狂わせることにも繋がります。
だから私はフォームそのものをいじりません。
Just the way you are !
あなたはあなたのままでいい。
身体は自分で選ぶのだから
選ぶ前の条件を変えてあげる方がうまくいくのです。
~ここまで読んで下さって多謝~