こんにちは。
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。
ひと月前の話ですが
4月に初めてトレイルランニングの大会に参加しました。
苦手だったはずの下りも
芯で地面を捉えられるとこんなに楽に走れるんだ!と体感できました。
(大文字の点火台にて)
自分がこうありたいなと思う動きに身体が勝手になってしまう
…というのが動きにおける私の理想なのですが
背骨に弾力が出るとこういう走り方ができると確信できました。
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この大会走ってみると実際にはマラニック※でしたが
何せブランク明けの人間には
山道を上ったり下りたりの18㎞が不安で不安で
前の晩は出るのやめようかと迷うくらい。
(※マラニック:マラソンとピクニックが合体したようなラン)
私は上りは抵抗ないのですが下りは苦手でした。
テレビで見るトレラン大会では
(西川、NHKのGREAT RACE観るの大好き)
ランナーは根っこが出てるような山道をすいすい下っていますが
あんなん出来るんどうかしてる!!( ゚Д゚)
と思っていました。
何せ身体の使い方が下手だった私ゆえ
「身体の真下に足を置きながら下る」とか
「斜面に対する体幹の角度を調整する」とか
「下りに乗って重心位置をスムーズに変えていく」とか
そういった指導では「下りを走るポイント」が全くつかめませんでした。
でもそんな私がどうして
わざわざ不整地を走る大会に出ようと思ったか?
それは自分へのチャレンジ。
進化体操や身体感覚を修正するトレーニングを積んだ今なら
どんな走りができるだろう?と思ったのです。
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ハーフを2月末に走ってから体重もルンルン(泣)してましたが
とにかく伏見稲荷大社からスタート。

人が多いところでは歩き

上りはハイキングよりはるかに速いペースで歩きます。
(私は身長低いので男性のペースに合わすのがハードだった)

下りは駆け足ラン。
最初の方は遅れないようについていくのが大変で。
こんな根っこボコボコ出てる道下るの怖さしかない!
でもモタモタしたら後ろに迷惑!!
と気兼ね100%で下っていましたが
後ろの人が
「斜め斜めに行けばいいねん」とアドバイスしてくれました。
斜め?と思って前を走る男性の足元を見ると
たしかに斜め斜めに移動しています。
というより
地面の傾斜に合わせて移動しているのです。
傾斜に合わせようとすると足をぐねりそうになるので
“地面から足に力をもらおう“とイメージしてみました。
そうすると
地面の傾きに自分の足を合わせることになり
いっしょに身体も傾かざるを得なくて
傾きすぎないように身体が調整すると
また傾きに合わせて地面を蹴ることになるのです。
自然と行かざるを得なくて
自然と移動してしまう状態。
この感覚がつかめてからは
もう右に左に蹴って走って下れる下れる!!
何より自分がこんなに躍動感を体感できてるのがウソみたい!
子どものころ、斜面を駆け下りた気持ちよさを思い出せました。
走り始めた頃
下りで速度をセーブしないときは膝を痛めたし
去年までは下りを一所懸命に走った後は
いつも足の親指が真っ黒に変色していました。
(おそらく前がかりに着地していて
そのせいで靴の中でつま先が窮屈になり鬱血した)
ところが今回はまだ新しいトレランシューズでありながら
(トレランシューズはランシューズに比べて硬い作りです)
まったく変色しませんでした。
ブランク明け+体重増で
ボコボコの地面、急斜面をはぁはぁ言うスピードで下っても
膝の痛みもまったく出ない。
そのことが
気持ちよく下れた、という体感に
間違いはなかったと証明してくれました。
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“背骨に弾力が出る”という状態は
言ってみれば「流れが伝わりやすい」ということなのです。
この流れとは力学的に重力や床反力などの「力」と言えます。
足の裏から頭の先に抜けていくのに
背骨という芯を通って力が伝わっていくのですが
その背骨が動かないことには非常に難しいです。
過去の私は普通のストレッチや体幹トレで
身体の表面しかアプローチできていなかったため
流れが伝わらないどころか途切れさせたまま
身体を使っていたのでしょう。
自分の思い描くように自然と身体が動いてしまう
状態にまで持っていくのは
背骨の弾力だけでなく
イメージという脳から末端に伝えていく神経的な回路を使うのですが
またこれは別頁を割きますね。
~ここまで読んで下さって多謝~