ウォーミングアップで痛めそう

こんにちは。

心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子です。

スポーツ推進委員協議会の全国大会で鹿児島まで行ったので
次男が住む地域まで足を延ばしました。

海の幸山の幸に恵まれる鹿児島はとにかく食べ物が美味しい。


(垂水の道の駅。桜島が見えるとうれしい)

今回初めて一人で鹿児島中央駅からレンタカーをして行ったのですが
鹿児島の人はどこに行ってもびっくりするくらい親切で幸せでした。


(大学にはこんな天然芝グランドが何面もありました)

旅行すると日常生活に戻る(特にご飯作り)のが大変ですが
一人旅ですっかりリフレッシュできました。

さて、今日はウォーミングアップについてのお話です。
準備のはずのアップなのに…というシーンをよく見受けます。

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スポーツ科学の世界は日々情報が更新されています。

例えば私が勉強し始めたころはウォーミングアップも
ジョグで身体をまんべんなく温めてから
→スタティック(静的)ストレッチでじっくり筋肉を伸ばして
→ダイナミック(動的)ストレッチで大きく身体を動かし
筋温や心拍数を上げ…みたいな流れが一般的でした。

けれども今はスタティックストレッチを
ウォーミングアップに入れるのは推奨されていません。
(長くなるので理由等はクリックこちらを参考にしてください。
スタティックを合間に補助的に入れる必要があるときもあり
私自身は使いようだと思っています)

一口にストレッチといっても
スタティック、ダイナミック、バリスティックなど色々ありますが
どこで使われるにせよ
「これをしたら、どんな良いことを身体に起こしてあげれるの?」
といった観点が必要です。

ウォーミングアップで使う場合は
さぁ今から○○(サッカー、陸上などその種目)するよ~といった
準備を身体にしてあげられるようなものがふさわしいですよね。

スポーツするときに使われる部位(筋肉や関節)や
動きの要素を考えると
大体のところでその内容は似通ってはきます。

似通ってはくるのですが集団においては
何のためにこの動きをするのか?
という理解が指導者側にないことも多く
ゆえに選手たちの理解はなく
ウォーミングアップとしての効果が薄い場面をよく見ます。

目指すところは
「そのスポーツをするために動きやすい身体をつくる」
(動きやすい状態で動かすから傷害予防になる)
…なのですが適当にやってる選手も多いです。

そりゃあ目的も意味も分からなければそうなるし
アップした後に「動きやすくなってる!」という実感がなければ
する必要性も感じられませんよね。

見ていて怖いのは
パフォーマンスを発揮したり
傷害予防になる目的を果たすどころか
かえって身体を痛めてしまうパターン。

リスクの高いエクササイズもあるのです。

リスクの高い…って傷害予防のために行う
エクササイズなのにおかしいと思いませんか?

でもそうなんです。
するのにふさわしくない身体がたくさんあり
かつ
そういう身体だと気付かれることなく
そのエクササイズが推奨されたりしてる現場がまぁ多い多い。

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実は以前、中学生のサッカーチームの
ウォーミングアップのプログラムを作ったことがあります。

「サッカー医学テキスト」(金原出版)に掲載されていた
サッカー協会推奨のプログラム「11+」をベースに
アレンジしたものを提案しました。

「パート別にしたものを、正しい方法で、継続して」実施したチームで
顕著な傷害減少が見られたデータも出ているからです。

ところが「アップするのにふさわしくない状態」の選手が多くいました。
声かけしても修正できなかったので
「こらあかん!」とそのエクササイズは抜きました。


(この業界、何でもカタカナのネーミング…)

「11+」の中身自体はよく考えられています。
けれども「これをする以前の身体が多い」ことは
把握できてなかったのでしょう。

「これをするための身体になる」時間が取られるチームも
少ないということも。

(こういうときいつも「集団指導の限界」を感じて苦しくなります)

私が確認する機会がなかったら
ずっと股関節を痛めてしまう動かし方で
「傷害予防も兼ねたウォーミングアップ」として取り組んで
痛める選手を出したかもしれない(怖!)

反対にそれができる身体である選手には
その部位を動かし準備する機会を私は手放させている…(泣!)

現場で個別に対応するにも限界があり
最大公約数的な中身にせざるを得ないのですが
選手たちにすれば
アップするために練習や試合に来てるわけじゃないし?
といったところかな…

同じエクササイズでも
やり方次第で「動ける身体」になるんですけどね。

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怪我や故障をしやすかったり
不調に陥る選手は
「技術を積んでいける身体ではない」選手がほとんどです。

1. 猫背で骨盤が後傾している
2 .前のめりでいつも太ももの前が緊張している
3. つま先が開いたまま歩いている
4. つま先着地でつんのめるように歩いている
5. うつむくことが多く首に頭がちゃんと載っていない
6 .腰を立てて座れない
7. 歪んでいたり捻じれていたりする
8. 靴をちゃんと履かない
9. 合わない靴を履いている
10. 靴下を二枚履いている
11. ジュースや添加物の多い食べ物ばかり摂っている/span>
12. 水分を摂らない

…といった身体の選手は
ウォーミングアップの段階で痛める可能性が高い。
そこにきて競技の技術を積むとどうなるでしょう?

どのタイミングで身体が「もう無理~」と悲鳴を発するかは分かりません。
それが大事な大会の前だったら?

身体が「もう無理~」と言う原因は必ずあり
そこを突き止め対策し
解消する方向にもっていかない限りは
ずっとリスキーな身体のままでしょう。

8~12については自分ですぐに何とかできますが
1~7は身体をお手入れしてあげないと解決できません。

深刻なのは上記の身体の選手たちは
普通にどこにでも存在します。
ほとんどの選手がこうした身体だと言っても過言ではありません。

じゃあ、医療機関で矯正してもらったり
ストレッチや筋トレなどに取り組めば解消するのか?

次回これらについてお話したいと思います。

ここまで読んで下さって多謝

奈良|大阪 パーソナルトレーニング
心技体のお手入れ専門トレーナー
矜恃ノススメ 西川菜緒子